皆さんは貯金について考えた事はありますか?
少しづつ貯めてはいるけど…(でもあれもこれも欲しい…)
えらいじゃない!おこづかい帳見せて?
…!!(逃走)
貯金しなくちゃ…と思っていても、なかなか貯まらない。
どれ位貯金すればいいのかイメージが湧かない。
そんな人は多いと思います。
まずはどんな時にどれ位のお金が必要になるのか、そのためには自分はどの程度貯金しておけばいいのか、一緒に考えてみましょう。
ライフイベントでかかる費用の例
下の図と一緒に、ライフイベントでかかる費用の例を見てみましょう。
順番に詳しく見ていきましょう。
就職活動
スーツ代や証明写真代等の初期費用に加えて、交通費や食費、遠方からのエントリーであれば宿泊費もかかります。
その総額を平均すると13万円程度。近年ではオンライン面接やWebテスト等もさかんになっているので、
年々就活費用にかかかる金額は減少傾向にある様です。
(参考:マイナビニュース)
結婚
結婚費用の総額の平均は365万8千円です。
結婚費用は個人差が大きい所ではありますが、その内訳として代表的なものをいくつか紹介します。
大きく分けると婚約、結婚式、ハネムーンの3つに分けられます。
まず婚約にかかる費用について、両家顔合わせの食事会を行う場合は平均6万4千円、結納式にする場合は平均18万4千円かかります。
婚約指輪、結婚指輪を購入する場合については、婚約指輪で平均29.5万円、結婚指輪(2本)は平均21.7万円です。
結婚式をあげる場合、挙式と披露宴にかかる平均費用は292万3千円です。
ハネムーンについては、国内と海外でどちらに行くのか、また宿泊日数等でも金額が変わってきますが、総額の平均金額は61万2千円の様です。
結婚にかかるお金は、自分とパートナーがどうしたいのかで金額の大小は大きく変わります。
自分が結婚したらこれを叶えたい、こんな結婚式にしたいなど、理想像を考えておくと良いでしょう。
(参考1:ゼクシィ)
(参考2:マイナビウエディング)
出産
産院や分娩方法、入院日数によって金額は異なりますが、出産にかかる費用の平均額は46万7千円です。
出産費用については、国から貰える出産育児一時金や、育休を取得している間の手当として支給される育児休業給付金など、給付金制度をうまく活用すれば、自己負担額はある程度抑えることが出来ます。
出産に伴って産前産後にかかる出費については、別の記事で詳しくご紹介したいと思います。
(参考:厚生労働省 保険局 出産費用の実態把握に関する調査研究)
住宅購入
住宅購入費用についても、新築か中古か、戸建てかマンションかなどによって金額は変わりますが、土地付き注文住宅だと平均5,112万円、建て替えの注文住宅では3,229万円、分譲戸建て住宅で4,250万円、分譲マンションは4,929万円が平均金額になっています。
全体の平均額で見ると約4,380万円。ライフイベントの中でも、住宅購入は一番高額な出費と言えます。
とはいえ多くの場合は住宅ローンを組んでの購入となると思うので、一括で何千万もの出費になる訳ではありませんが、住宅の購入を検討している場合には、より綿密な貯蓄計画と将来設計が必要です。
(参考:国土交通省 住宅局住宅市場動向調査報告書)
教育
教育資金も、人生の中で高額な出費な一つです。どういった進路を選択するかにもよりますが、幼稚園・小学校・中学校・高校・大学の全てが公立だった場合の平均金額は約766万円、幼稚園と大学のみ私立で小中高は公立だった場合は約1,125万円、小中学校のみ公立で他は私立だった場合は約1,283万円、小学校のみ公立で他は私立だった場合は約1,530万円、全て私立だった場合は約2,228万円が平均の教育費になります。
進路により変動はしますが、子供一人あたりの幼稚園入園から大学進学までの教育費は1,000万円程度はかかるという事です。これに加えて、塾や習い事の費用も含めると、1,500万円〜2,000万円程度になるでしょう。
(参考:文部科学省 教育投資参考資料集)
老後の生活費用
60歳〜69歳の1ヶ月あたりの生活費の平均金額は約28万円、70歳以上で約22万5千円です。
年金受給開始年齢は原則65歳からなので、60歳で定年退職した場合はその間貯金で生活する事になる為、計画的な貯蓄が必要です。年金についての詳細は別の記事で詳しく紹介したいと思います。
上記で挙げた項目は代表的なものですが、更に自分や家族がケガや病気になった時の治療費や入院費にも備えておく必要があります。
社会人になりたての頃は、自分で好きに使えるお金が増えて散財しがちです。
将来のライフイベントを想像して、出来る範囲でコツコツと貯金していきましょう。
(参考:総務省 家計調査年報)
ライフプランをイメージして、貯金の目標額を決めてみよう
上記の様な代表的なライフイベントを参考にしつつ、自分がどんな人生を送りたいのか、何歳でどんな節目を迎えたいのかなど、具体的なライフプランを考えてみましょう。
例えば、30歳までに結婚して、結婚式は友人を大勢呼んで華やかにあげたい、というイメージがあるとすると、30歳までに結婚費用として400万円程度は貯めておきたい、という様に、ライフプランをはっきりさせる事で目標の貯金額が明確になります。
この様に具体的なイメージを持つ事で貯金のモチベーションも上がるので、定期的にライフプランを練ってみると良いでしょう。
まとめ
自分の人生設計を練る事で、貯金のイメージがわきやすくなります。
すでにイメージが固まっている人も、定期的にライフプランや貯金の目標額を見直してみましょう。