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リボ払いの失敗事例と対策


前回は、リボ払いの危険性について詳しくご紹介しました。

前回の記事
リボ払いってなに?

みなさんは、リボ払いについて知っていますか? 以前、クレジットカードの使い方の記事でも少し触れた、リボ払いについて。 当サイトでは絶対にリボ払いをおすすめしません。どうしてリボ払いが危険なのか、リボ払 ...

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今回は、リボ払い利用者による実際にあった失敗事例のご紹介と、失敗しない為の対策について、記事にしていきたいと思います。

リボ払いの失敗事例


今回は、東京都が運営している消費生活に関する情報発信サイト「東京くらしWEB」に寄せられた相談内容の一部を紹介していきます。

買物に行ってクレジットカードで支払おうと思ったら、店員からこのカードは使えませんと言われた。
クレジット会社に問い合わせると、100万円の利用枠がいっぱいになっており、同時に、クレジットカードの支払方法がリボ払いに設定されていて、毎月の支払い設定額は5千円、それに約1万円の手数料が加算され、毎月1万5千円ほど引き落とされていた。2年前にクレジットカードをネットで申し込んだが、支払い方法を自分でリボ払いに設定した覚えはない。これほど多額の手数料がかかるとは思ってもみなかった。

引用元





以前、カード会社から「リボ払いを利用すると月々の支払いが楽になるので、便利な機能を付けないか」と電話があり、「お願いします」と答えてしまった。
それ以降、クレジットカードの支払方法がリボ払いになっていて、利用限度額が上がっていることに気が付いたが、買い物がやめられず、複数のクレジットカードで買い物を続けた結果、気が付いた時には、月々の支払額が十数万円になってしまった。
自動貸越機能のある銀行口座を引き落とし口座にしていたため、月々の残高不足については銀行カードローンで借り入れる形になってしまい、債務はさらに増えて、最終的には500万円に達してしまった。

引用元




どちらの事例も、気がついた頃には既に借金が膨れ上がってしまっています。
カードの利用状況は自分自身でしっかり把握し、月々の入出金管理を徹底しましょう。


リボ払いで失敗しない為に


上記の様な失敗を避けるには、下記の項目が重要です。

リボ払いで失敗しない為に

・カードの利用明細、預金残高をこまめに確認する
・新しくクレジットカードを発行する時は、必ず支払い方法の設定を確認する。
・「リボ払い専用カード」は発行しない
・リボ払いが出来ないように設定する


順番に詳しく見ていきましょう。

カードの利用明細、預金残高をこまめに確認する


無自覚なリボ払いを防ぐだけでなく、月々の入出金状況をきちんと把握しておく事で、無駄な出費を抑える事が出来ます。
カード利用に慣れてくると、利用明細書や残高の確認を怠りがちです。
自分自身の為にも、こまめなチェックを徹底しましょう。



新しくクレジットカードを発行する時は、必ず支払い方法の設定を確認する


自分自身で変更しない限り、初期設定がリボ払いに設定されていたり、リボ払いの設定項目にうっかりチェックを入れてしまったり、意図せず支払いの設定がリボ払いになってしまっていた、というケースは多いです。

新しいカードを発行したら、クレジットカードのホームページやマイページなどで、必ず契約内容、支払い方法の項目を確認して、リボ払いに設定されていないか確かめましょう。万が一リボ払いに設定されていたら、ただちにカード会社に問い合わせて、設定を変更しましょう。



「リボ払い専用カード」は発行しない


クレジットカードの利用時、全ての支払いがリボ払い扱いとなり、他の支払い方法は選べない、リボ払い専用のカードも存在します。

「今ならカード入会時にポイントが5000円分付きます!」
「人気〇〇の限定デザインのカード!」
などと豪華な特典やビジュアルで入会を勧められる事がありますが、

特典に気を取られて、支払い方法や詳しい設定内容を確かめずに新規カードを契約するのは絶対にやめましょう。

魅力的な情報をチラつかせて、こちらに不利な条件を無理やり飲ませようとしているのです。
万が一リボ払い専用カードだった場合は、すぐに解約しましょう。



リボ払いが出来ないように設定する


カード会社によっては、契約時に、リボ払いが出来ない様に設定出来るものもあります。
こうしておけば、リボ払いのリスクを解消する事が出来ます。
カード契約時に、「リボ払いが出来ない設定にして下さい」と申し出てみましょう。





リボ払いの返済で困ったら


万が一、気づかないうちにリボ払いによる支払い額がかさみ、多額の借金を抱える事態に陥ってしまった時の対処法をご紹介します。

家族や身近な人に相談する


リボ払いによって、思わぬ負債を抱えてしまった場合、まずは家族や身近な人に相談しましょう。
リボ払いの利用額は、支払いに時間がかかればかかる程どんどん手数料が高額になり、素早く対応しなければ更に負債額がかさんでしまいます。
現状支払能力がない場合は、家族や身近な人を頼って一刻も早く完済しましょう。



消費生活センターに相談する


市区町村が設置している、消費生活センターに問い合わせると、無償で相談に乗ってくれます。

以前「マルチ商法の被害事例と対処法」の記事内でもご紹介した、消費者ホットライン「188」に電話をすれば、最寄りの消費生活センターを案内してくれます。

下記の記事で詳しく紹介しているので、ご参照下さい。

参考記事
【マルチ商法の基本3/3】マルチ商法の被害事例と対処法

前回は、マルチ商法の手口について詳しくご紹介しました。どんな手口があるのかを頭に入れておく事によって、万が一勧誘を受けた時、マルチかどうかの大切な判断材料になります。まだ見ていない方は是非見てみてくだ ...

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東京都内の消費生活センターでは、多重債務問題を抱える相談者を法律専門家や専門相談機関などにつなぎ、問題解決の道筋ができるまでフォローアップする「東京モデル」を実施している様です。

詳しくは、「東京くらしWEB」のサイトをチェックしてみて下さい。

URL : https://www.shouhiseikatu.metro.tokyo.jp/sodan/sodan_tazyuu.html




まとめ


リボ払いは、金銭的にも精神的にも大きなダメージを負ってしまう、とても怖い支払い方法です。

クレジットカードを作る時は契約内容を必ず確認し、リボ払いが発生しない様にこまめに利用明細書を確認したり、店頭でリボ払いを絶対に選択しない様にしましょう。




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