皆さんはお金を貯めるために何かしていることはありますか？
うーんと…貯金！(貯金箱の音：「カラン…！カラカラ……」)
………まだあんまり貯まってないみたいね
…………うぅ……。
お金は貯めたいけどなかなか思うように貯金が増えない、貯金する余裕がない…など、貯金について悩んでいる人は多いのではないでしょうか？
今回は、貯蓄をする際に参考になる考え方や行動のしかたについて一緒に見ていきましょう。
「バビロンの大富豪」ってなに？
「バビロンの大富豪」は、約100年前にアメリカで出版され今も読み継がれている、世界的なお金のベストセラー本です。
紀元前1900年の古代バビロニアの時代に生まれ成功した人々の物語を題材に、財産を築くために必要な考え方や行動について記されています。
中でも有名なのが「バビロン大富豪の7つの教え」です。
とってもシンプルで誰でもすぐに実践できる内容なので、ぜひ参考にしてみて下さい。
それでは早速見ていきましょう。
教え1. 収入の十分の一を貯金する
これは、収入の10分の1は貯金にまわしましょうということです。
例えば、お給料の手取りが20万円の人であれば、少なくとも2万円は貯金しましょうねということです。
たったそれだけでいいの？と思うかもしれませんが、先程の毎月2万円の例でも、10年続ければ240万、30年続ければ720万円になります。
さらに、人間が生涯に稼げる金額は平均で2億円〜3億円と言われているので、新卒から定年までこれを実行すれば、2〜3000万円の貯蓄が出来るという事になります。
「収入の10分の1を貯金にまわす」というのは無理なく着実に続けられるとても現実的な方法なのです。
教え2. 欲望に優先順位をつける
あれも欲しい…これも欲しい…となんでも欲しがるとキリがありません。
これは、欲しいものの中で今の自分に本当に必要なものかどうか、優先順位をつけるという考え方です。
また、欲しいものがあるときは自分がそれを手に入れるためにどのような犠牲を払う必要があるかをよく考えることも大切です。
高級な車や時計、ブランドものの洋服やアクセサリーなどの買い物は、その時は気分が上がりますが、値段が高額であればある程貯金を大きく削ることになります。
最低限必要な範囲でものを揃え、収入の10分の9でやりくりするということを念頭においてお金を使いましょう。
教え3. 貯えたお金に働かせる
貯めたお金を寝かせておくだけではなく、そのお金が増える仕組みを活用する、つまり投資をしましょうという考え方です。
労働でお金を稼ぐには時間と労力が必要なので、どうしても限界があります。
寝かせているお金、つまり余裕資金は投資等を活用して、より多くの利益を獲得出来る様に運用する事が大切なのです。
これにはある程度リスクが伴うことなので避けてしまいがちですが、国が勧めている制度など安心なものも多くあるので、自分に合った運用方法を探してみましょう。
教え4. 危険や天敵から金を死守する
これは、儲け話や詐欺などからお金を守る力をつけましょうということです。
お金が増えてくると、資産をもっと増やす為の方法を探りたくなります。そういった思考は大切ですが、怪しい儲け話には絶対に乗ってはいけません。
楽して稼げる魔法の様な方法は存在しないのです。その様な甘い勧誘や高額すぎる情報商材などから自分の資産を守るという強い意思を持ちましょう。
教え5. より良きところに住む
通勤のしやすさや利便性、モチベーションが上がる環境など、自分にとって最適な環境で暮らしましょうということです。
背伸びをして高級住宅街に住んだり、広くて大きいマイホームの購入を勧めている訳では決してありません。
生活をする上で、どんな暮らしをしたいかイメージを膨らませることはとても大切です。
自分のやりたいこと、パフォーマンスを最大限発揮できる様な理想の住まいを見つけましょう。
教え6. 今日から未来の生活に備える
これは将来のために今日行動に起こすことが大切であるという意味です。
例えば、老後のために収入の一部をコツコツと貯蓄したり、投資や保険などで将来のリスクに備えたり…。
誰しも面倒なことは先送りにしてしまいがちです。しかしいつどんなリスクが自分に降りかかるかは誰にも予想できません。
突然交通事故にあって大怪我をしてしまうかもしれませんし、急な病気や入院で仕事を長期間休まなくてはならなくなるかもしれません。
そんな生活上の様々なリスクに対応するために、自分自身で日頃から意識的に貯蓄を増やし、備えておくことが大切なのです。
教え7. 自分こそ最大の資本にする
自己啓発や自己投資を行い、自分自身をより良いものにすることが重要であるということです。
自分の能力を鍛えて自分のスキルや感覚をみがく事は最大の強みになります。
だからといって、自己投資だからとその為の教材やツール、環境を整えることにお金を注ぎ込みすぎるのは本末転倒です。
高額なもので土台を固めた方がより自分の価値を高められる様な気がしてしまいますが、必ずしもそうとは限りません。
どんな時も、自分の身の丈にあった方法を選択し、自己投資をしましょう。
まとめ
貯蓄は、自分自身で意識的に行動に起こさない限り貯まっていきません。
まずは可能な範囲で月々の収支を見直したり、余裕資金を使って投資を始めてみたり、出来るところから見つめ直してみましょう。